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1993 年度 実績報告書

近代都市大阪における諸階層の形成,および生活実態と価値意識

研究課題

研究課題/領域番号 05451063
研究機関大阪市立大学

研究代表者

広川 禎秀  大阪市立大学, 文学部, 教授 (30047237)

研究分担者 原田 敬一  仏教大学, 文学部, 助教授 (70238179)
植田 浩史  大阪市立大学, 経済研究所, 助教授 (10213357)
塚田 孝  大阪市立大学, 文学部, 助教授 (60126125)
キーワード都市諸階層 / 部落史 / 都市支配 / 民衆意識 / 中小企業史 / 下請制度 / 近代の大阪 / 都市名望家
研究概要

(1)【.encircled1.】近世から近代初期の都市部落の形成について、渡辺村=西浜を事例に、役と皮革業の併存構造の視点から、「村」名主から「町」名主への変容、皮革諸産業の中枢としての皮革問屋の発展構造が解明され、この階層が明治以降、産業資本に転化するとともに地域の政治的ヘゲモニーを握ることを明らかにした。【.encircled2.】1930年代の知識人等の動向について、関一大阪市と息子秀雄を事例に、「国体」論を絶対視していなかった自由主義的な社会改良主義者においても、「国体」論は、その存立の客観的条件を政治的・社会的に制約したことを明らかにした。【.encircled3.】1930年代後半の下請政策について、1930年代半ばは地方統制工業・地方工業化政策との関係が強く、地方の中小工業の振興をその目的としたが、盧溝橋事件以降は都市の中小工業も対象にし、転業政策や資材配給統制との関連で政策範囲は拡大し、1940年代の本格的な下請政策の歴史的前提となったことを明らかにした。
(2)近世の大坂関係史料、戦前期の教育関係史料、衛生関係史料など、都市住民の生活に関する史料について収集と整理をおこなった。
(3)今後の研究計画としては、【.encircled1.】近代都市の地域・社会構造の歴史的前提として、近世大坂の都市構造の解明を具体的に行っていく。【.encircled2.】新中間層・知識人層の動向に関しては、戦前期、教員層の意識と運動の特質について解明を進めていく。【.encircled3.】明治期における都市諸階層の形成に関しては、その前提として近世的都市構造から近代的都市構造への変化、行政制度の確立、公共事業の展開、政治的基礎の変化など、多面的な視点から解明していく。【.encircled4.】戦前期の中小企業家層の動向については、戦時経済政策との関係、下請の経済的構造や技術水準との関係から下請制度や中小工業の展開過程を解明していく。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 広川禎秀: "関一と息子秀雄の治安維持法違反事件" 戦争と平和(大阪国際平和研究所紀要). 第2巻. 50-59 (1993)

  • [文献書誌] 塚田孝: "身分制社会の解体-大坂・渡辺村=西浜の事例から-" 歴史評論. 第527号. 73-99 (1994)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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