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1993 年度 実績報告書

都市におけるメディア構造の研究-18世紀・大阪の場合-

研究課題

研究課題/領域番号 05451065
研究機関近畿大学

研究代表者

今田 洋三  近畿大学, 教養部, 教授 (80153708)

研究分担者 林 公子  近畿大学, 文芸学部, 講師 (50183091)
岸 文和  近畿大学, 教養部, 助教授 (30177810)
梶川 信行  近畿大学, 教養部, 助教授 (90169441)
高坂 史朗  近畿大学, 教養部, 助教授 (20170178)
浅野 洋  近畿大学, 教養部, 教授 (70132503)
キーワードメディア / 大阪 / 18世紀 / 出版 / 情報 / 媒体
研究概要

本研究の目的は、18世紀における日本経済の中心地・大阪に焦点を当てて、さまざまな発信者と受信者の間を媒介するメディアの〈多様性〉と〈多層性〉を、そしてその歴史的な〈変容〉と〈組み替え〉の過程を考察することにある。そこで、平成5年度においては、そのようなメディア構造の基礎的研究として、18世紀大阪における出版物の調査・収集・整理を行ったわけであるが、その過程で、それぞれの研究分担者は、従来あまり扱われることのなかった分野・現象に注目するようになり、新しい視点のもとで、それらを検討することに着手した。その具体的な内容は次の通りである。
1.(今田)特に地図の出版をめぐる、大阪と江戸の〈出版〉の比較史的検討。
2.(浅野)都市生活が〈物語構造〉と〈文体〉に及ぼす影響。
3.(高坂)蘭書をめぐる〈翻訳〉と〈西洋科学理解〉の問題。
4.(梶川)和歌をめぐる〈古典理解〉の継承と変容の問題。
5.(岸)〈イメ-ジ(絵本・一枚物)〉の生産・流通・消費の過程。
6.(林)〈芸能〉の上演・受容形態の諸相とその変容。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 高坂 史朗: "「中体西洋-近代という躓きの石(3)-」" 近畿大学教養部『研究紀要』. 25巻1号. 138-158 (1993)

  • [文献書誌] 高坂 史朗: "Die Rezeption des deutschen Idealismus in Japan" Philosophie und Religion. (1993)

  • [文献書誌] 梶川 信行: "「《富士山》の誕生-山部赤人の「望不尽山歌」論のために-」" 近畿大学教養部『研究紀要』. 25巻2号. 1-38 (1993)

  • [文献書誌] 梶川 信行: "「『皇太子』の存疑-額田王論のために-」" 『語文』. 88輯,(予定). (1994)

  • [文献書誌] 岸文和: "「応挙と麒麟-尾張屋版眼鏡絵の制作年代について-」" 『ビブリア』. 101号,(予定). (1994)

  • [文献書誌] 岸文和: "「幕末・浪花のブックショップ-本屋安兵衛店頭図を読む-」" 『近代風土』. 44号,(予定). (1994)

  • [文献書誌] 今田 洋三(共著): "『日本の近世 14』" 中央公論社, 366 (1993)

  • [文献書誌] 今田 洋三(共著): "『元禄文化の状況』" 勉誠社, 397 (1993)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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