研究課題/領域番号 |
05451085
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研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
村田 経和 学習院大学, 文学部, 教授 (10080417)
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研究分担者 |
宮下 茂 学習院大学, 文学部, 教授 (30080419)
新保 雅浩 学習院大学, 文学部, 教授 (20081094)
下宮 忠雄 学習院大学, 文学部, 教授 (90101592)
轡田 収 学習院大学, 文学部, 教授 (90051325)
岩淵 達治 学習院大学, 文学部, 教授 (40080410)
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キーワード | 統一ドイツ語 / ナショナリズム / 国民意識 / ドイツ性 |
研究概要 |
本研究の主たる目的は1990年のドイツ統一以降のナショナリズムの兆しがかってのナショナリズムと同質のものであるか、を探るため、ドイツの民族性、あるいはドイツ人の国民意識を言語、文学、思想の諸研究観点から多角的に考察することであった。本年度は(1)ルタードイツ語に基づく統一ドイツ語成立に及ぼした言語社会学的影響を考察し、(2)17世紀初頭に始まるドイツ語純化運動に見られるドイツ性をヨーロッパ諸国との比較から浮き彫りにした。さらに(3)19世紀初頭に芽生えたドイツの国民意識が初期の自由主義的から次第に愛国主義的なナショナリズムへと変質していく過程をロマン主義におけるドイツ性の意識分析、市民的リアリズム文学の問題という視点からアプローチを試みた。さらにナショナリズムの発生の条件を整理することによって統一後のそれと比較することが来年度取り組むべき課題である。
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