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1993 年度 実績報告書

ドイツにおけるナショナリズムの歴史的展開と現代的展望-統一ドイツ語の形成から統一ドイツにいたる国家・国民意識の変貌-

研究課題

研究課題/領域番号 05451085
研究機関学習院大学

研究代表者

村田 経和  学習院大学, 文学部, 教授 (10080417)

研究分担者 宮下 茂  学習院大学, 文学部, 教授 (30080419)
新保 雅浩  学習院大学, 文学部, 教授 (20081094)
下宮 忠雄  学習院大学, 文学部, 教授 (90101592)
轡田 収  学習院大学, 文学部, 教授 (90051325)
岩淵 達治  学習院大学, 文学部, 教授 (40080410)
キーワード統一ドイツ語 / ナショナリズム / 国民意識 / ドイツ性
研究概要

本研究の主たる目的は1990年のドイツ統一以降のナショナリズムの兆しがかってのナショナリズムと同質のものであるか、を探るため、ドイツの民族性、あるいはドイツ人の国民意識を言語、文学、思想の諸研究観点から多角的に考察することであった。本年度は(1)ルタードイツ語に基づく統一ドイツ語成立に及ぼした言語社会学的影響を考察し、(2)17世紀初頭に始まるドイツ語純化運動に見られるドイツ性をヨーロッパ諸国との比較から浮き彫りにした。さらに(3)19世紀初頭に芽生えたドイツの国民意識が初期の自由主義的から次第に愛国主義的なナショナリズムへと変質していく過程をロマン主義におけるドイツ性の意識分析、市民的リアリズム文学の問題という視点からアプローチを試みた。さらにナショナリズムの発生の条件を整理することによって統一後のそれと比較することが来年度取り組むべき課題である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Tatsuji Iwabuchi: "Senda Koreya und sein Brecht-Kollektiv" Communications. Vol.22 No.2. 57-69 (1993)

  • [文献書誌] 下宮忠雄: "ヨーロッパ諸語の最初の文法-ゲルマン語・スラブ語の場合" ロマンス語研究. 26. 3-14 (1993)

  • [文献書誌] 下宮忠雄: "俗ラテン語におけるゲルマン語からの借用語" ロマンス語研究. 26. 39-44 (1993)

  • [文献書誌] 岩淵達治: "未来社" メディア解題(ミュラー「メディア・マテリアル」所収. 291-310(350) (1993)

  • [文献書誌] 下宮忠雄: "近代文芸社" ヨーロッパの言語と文化. 200 (1993)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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