研究概要 |
流通業として乗用車の大手の地区販売会社1,家電の大手専門量販店3,半導体の専門商社1,大手チェーンス-パ2,メーカーとして銑鋼一貫メーカーのある製鉄所,半導体(シリコン単結晶)メーカー1,乗用車1位メーカーの第1次協力メーカー4,パソコン1位メーカーの製造を受け持つ「分社」1,それに日本自動車販売協会連合会を訪問した。大略次のような成果を得た。 1.乗用車については銑鋼一貫メーカーに始まって地区販売会社に至る生産・流通システムを,家電やパソコンなど電子機器についてはシリコン単結晶から小売店にいたる生産・流通システムを時間でとらえることができた。関連して,両産業における卸・小売り店の性格が情報システムによって変化してきていることを認識した。 2.生産・流通の風通しをよくするすなわち資本の流れを最高経営層に把握させることが情報システムによって可能となる実例を発見することを本年度の課題とすることを昨年度の研究実績報告書に書いたが、そうしたシステムがある大手銑鋼一貫メーカーのある製鉄所において1994年に稼働を始めたことを発見した。
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