研究課題/領域番号 |
05451126
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
稲本 志良 京都大学, 農学部, 教授 (80026468)
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研究分担者 |
浅見 淳之 帯広畜産大学, 畜産学部, 助手 (60184157)
小田 滋晃 京都大学, 農学部, 助教授 (70169308)
武部 隆 京都大学, 農学部, 助教授 (30093264)
加賀爪 優 京都大学, 農学部, 教授 (20101248)
辻井 博 京都大学, 農学部, 教授 (60027589)
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キーワード | 農業情報化 / 高度情報化 / 農業経営 / 農業の開発・発展 / 情報化支援 / ハード・ソフト / システム評価 / 経営管理 |
研究概要 |
平成6年度は本研究2ケ年計画の2年度、最終年度に当たる。本年度に行った研究活動は以下の通りである。(1)8月16〜17日に、参加メンバー全員による研究会を実施。本研究分担者による分担課題の中間報告と今後の研究課題について討論を行った。(2)第2回研究会を10月13日〜14日に実施。分担課題間の相互調整と本研究全体の成果について検討を行った。(3)この間、補足調査を実施。 以上の研究活動によって得られた特筆すべき知見は以下の通りである。 (1)わが国の場合、大学・関係行政機関・団体・民間企業等が各々独自に積極的な情報化活動を展開している。しかし、これらの相互間の役割分担が不明である、その間の各種情報に関する概念・指標・測定基準等において統一が欠如しているその結果、相互間の「情報」の互換性がほとんどない,などの問題に直面している。 (2)大学・関係行政機関・団体・民間企業等の情報化活動において、組織的活動の体制が不十分であり、研究者・担当職員の個人対応の要素が大きいという問題に直面している。 (3)情報化の進展が推測の域をはるかに超えて農業の開発・発展、農業経営の成長・発展に貢献していることである。しかし、情報化の進展の程度は生産技術、流通、経営管理等の領域間で格差があると同時に、作目間での格差が大きい。 (4)情報化活動に関する全国規模の統計の整備が極めて不十分である。
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