研究課題/領域番号 |
05451135
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
斎藤 功 筑波大学, 地球科学系, 教授 (90006586)
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研究分担者 |
中川 正 筑波大学, 地球科学系, 講師 (80207729)
佐々木 博 筑波大学, 地球科学系, 教授 (70062817)
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キーワード | 農繁休暇 / 田植休暇 / 養蚕休暇 / 農村の地域性 / 中間休暇 |
研究概要 |
研究代表者および研究分担者は、長野県松本盆地の中学校を巡り「学校概覧」と「学校沿革史」記載の農繁休暇に関する基礎資料を収集した。しかし、その記載事項は新潟県の「学校概覧」、「学校沿革史」とはことなる資料であった。 しかしながら、以下のことがらが判明した。 a.農繁休暇は、小学校においては明治中期から実施されてきた。 b.当初はむら祭りなどにも休暇をとってきた。 c.松本盆地では農繁休暇が地域性を反映して養蚕休暇、田植休暇、野菜収穫休暇などの名称で使用され、1960年代まで存続した。しかも、この名称は、水田卓越村、桑畑卓越村、標高の高い高冷地農村などの地域性を如実に反映するものであることが判明した。 e.上記休暇は、先生にとっては教研集会などの研修に充てられていたため、現在でも中間休暇の名目で存続している。 研究代表者は群馬県において調査の一部を実施した。 全体として、予定どおりに進行してはいないが、次年度に期したい。
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