マルチメディア教材におけるシナリオ記述技法の標準化を開発し、マルチメディア教材制作の効率化を図ることを目的とする。 現在のマルチメディア・プラットホームの技術標準化動向を調査し、代表的なオーサリングの機能・記述方式とシナリオ化の関係を比較した。また、マルチメディア教材の基本構造を明らかにし、本研究の目的であるシナリオ記述技法の標準化試案作成の基礎資料がまとまった。 現在のマルチメディアのプラットフォームは大別して、【.encircled1.】パソコンを用いるもの、パソコンとLDなどの組み合わせ、【.encircled2.】専用マシン、【.encircled3.】ゲームマシンがある。本研究は、高等教育向けのマルチメディア教材を開発する場合を想定して、当面【.encircled1.】と【.encircled2.】を対象とする。さらに、パソコン系のWindows系のAuther ware、MacとLDの組み合わせ、Videobuilder、専用マシン系のmedia-mogulについて機能・記述方式を比較調査した。その結果、前者ではフローチャート方式、後者ではスクリプト方式に近い記述を基本にしていることがわかった。また、高等教育で用いる学術・教育マルチメディア教材は、シミュレーションを除くと、【.encircled1.】エピソード構造、【.encircled2.】階層構造、【.encircled3.】データベース構造の三構造をもつことがわかった。 そして、【.encircled1.】映像演出 【.encircled2.】内容展開 【.encircled3.】ユーザーインタフェイス 【.encircled4.】画像と音声のシンクロについて検討を加えた。
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