研究課題/領域番号 |
05451147
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研究機関 | 放送教育開発センター |
研究代表者 |
菊川 健 放送教育開発センター, 研究開発部, 教授 (80056001)
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研究分担者 |
小町 真之 放送教育開発センター, 制作部, 助教授 (20178354)
川淵 明美 放送教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (30195135)
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キーワード | マルチメディア教材 / マルチメディア技術 / マルチメディアシナリオ記述技法 / デジタルメディア / CD-I / マルチメディアプラットフォーム / オーサリング |
研究概要 |
本研究は、マルチメディア教材開発におけるシナリオ記述技法の標準化書法を開発し、マルチメディア教材制作の効率化を図ることを目的としている。 平成5年度に、ルチメディ・プラットフォームの技術標準化動向を調査し、代表的なオーサリングの機能・記述方式とシナリオ化の関係を比較した結果、高等教育向けのマルチメディア教材を開発する場合は、フローチャート方式及びエディットシート方式による記述を基本としていることがわかった。平成6年度は、この知見に基づき、学術・教育マルチメディア教材「アカシゾウの発掘」のシナリオを、フローチャート方式、エディットシート方式にて作成し、LD(フローチャート方式)とCD-I(エディットシート方式)を試作しながら、本研究で検討しているフローチャートとエディットシートによるシナリオ書法の標準化試案を適用し、検討を加えた。さらに、平成5年度で明らかになった、学術・教育用マルチメディア教材の三基本構造である、(1)エピソード構造系、(2)階層構造系、(3)データベース構造系について、シナリオを作成し、前記の試作マルチメディア教材に適用したシナリオ記述技法の有効性を確かめた。 しかし、マルチメディア技術は発展途上にあるために、機能的に未発達な部分があり、たとえば自然動画の扱いは今後の技術動向に関心をもつ必要がある。また、実際にシナリオに基づいてマルチメディア教材を試作したが、素材の確保とその教材化の前処理である画像処理システムとオーサリングシシテムとの連結といった、システムインテグレーンョンが今後の検討課題である。
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