研究課題/領域番号 |
05451151
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
三浦 軍三 東京学芸大学, 教育学部・社会科教育学, 教授 (00109141)
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研究分担者 |
小山 一乘 関東短期大学, 初等教育, 助教授 (10052565)
森茂 岳雄 東京学芸大学, 教育学部・社会科教育学, 助教授 (30201817)
坂井 俊樹 東京学芸大学, 教育学部・社会科教育学, 助教授 (10186992)
坂上 順夫 東京学芸大学, 教育学部・社会科教育学, 教授 (50008695)
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キーワード | 社会科 / 同心円拡大法 / 社会機能法 / 社会科動的構成二原理 |
研究概要 |
前年度のアメリカ型社会科と同様に、シンガポール、ニュージーランド及びオーストラリア、ホンコンの英国型社会科の教育課程と教科書も同心円拡大法と社会機能法の二つを構成原理としていることを資料に即して具体的に検討し、究明した。また、中国や台湾においても上記の二つの構成原理に基づいて教育課程の編成と教科書編集が実施されており、我が国の社会科とほぼ同じ教科の存在を確認することができた。 上記の二つの原理に“ベクトル"的発想を加味することで、教育課程編成や教育内容の構成がより柔軟となり、多様なニードに対応できるものとなるという仮説を設定した。ここでは、この“ベクトル"的発想には、すでに多くの実践者によって踏襲されている、転位、遡及、逆行等の発想を含むものと仮定している。いわば、固定的二原理に限定しないで、動的二原理として仮定し、教育課程を編成したり授業を実施する新しい発想を意味する。以上の検証と仮説をもとに授業実験を実施した。
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