研究課題/領域番号 |
05451152
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
山田 嘉彦 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70114816)
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研究分担者 |
中村 武郎 東京学芸大学, 教育学部, 助手 (60172409)
金子 亨 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (90233882)
増田 金吾 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (20134786)
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キーワード | 児童画 / 絵画 / 絵画表現 / バランス / バランス感覚 / 発達段階 |
研究概要 |
結論的に言えば、「科学研究費補助金(一般研究B)交付申請書」の2頁目「本年度の研究実施計画」に示したように、今年度は調査が主体であったので、それを分析していない現在では、「研究によって得られた新たな知見」として発表できる段階ではない。また、これは「成果の公表を見合わせる必要がある場合」にも当たらない。 以下、今年度に実際に行った研究内容について述べる。 1、先行研究の確認。 2、予備調査の実施-本研究の目的を達成する上で最適な調査方法を決定するために、4種類の異なった方法を用いて行った。その結果、八ツ切り大無地画用紙に灰色の円形色がみ3枚を貼らせる、という方法がベストであるとの結論に至った。なお、予備調査の段階でみる限りでは、大方バランスのとれた作品となっていて予想通りであった。 3、本調査の実施-予備調査を踏まえ、八ツ切り大の画用紙に、糊付き円形色がみ(灰色、直径6cm)3枚を、「自分にとって、美しい・きれいだ」と思うように貼らせてもらった(研究組織者自身が指示した場合もある)。対象者は当初の幼稚園児に保育園児を加え、4〜5歳児、小学校1〜6年生、中学校1〜3年生、高等学校1〜3年生、大学1〜4年生(大学生は、一般学生と美術系学生の2通り)の男女各々100名の合計4,400名である。ただ、諸事情によりすべての学年、性別において100名以上集められなかったところも若干あるが、大方では予定通り実施できた。なお、今回は有彩色を用いた調査まではできなかった。
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