研究分担者 |
菊池 和徳 大阪大学, 理学部, 助手 (40252572)
村上 順 大阪大学, 理学部, 助教授 (90157751)
加須栄 篤 大阪大学, 理学部, 助教授 (40152657)
宮西 正宜 大阪大学, 理学部, 教授 (80025311)
藤木 明 大阪大学, 理学部, 教授 (80027383)
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研究概要 |
1.コンパクト・リー群Gに対して,G-sコボルダントなG多様体はG同相であろうと予想されていたが,一般に任意のGに対してG同相にはならないことが,不動点定理を用いて示された。(川久保) 2.コンパクト極値的ケーラー多様体のモジュライ空間が,適当な無限次元版のモーメント写像の導入によりMarsden-Weinstein商空間としてとらえられることを示した。(藤木) 3.Gorenstein特異点をもつdel Pezzo曲面から特異点を取り去った開集合の基本群はアーベル有限群しか現れないことを示した.(宮西) 4.ウェイトつきコンパクトリーマン多様体からなる集合にそれらの熱核を用いて,スペクトル距離を導入して,全有界であるための幾何的条件を求め,固有値・固有関数の連続性,完備化の問題等について考察した。(加須栄) 5.結び目や,空間へのグラフの埋め込みに関する不変量を,組紐やタングルの表現論の立場から研究し,これらの不変量に対し,Kontsevichの反復積分の方法を用いて,数論への応用を得た。(村上) 6.バーンサイド環のピカール群の商群であるLH群を計算することにより,線型な次元関数を持つすべてのGホモトピー表現が線型のGホモトピー型をもつ有限群Gを完全に決定した。(長崎)
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