研究分担者 |
加須栄 篤 大阪市立大学, 理学部, 教授 (40152657)
宮西 正宜 大阪大学, 理学部, 教授 (80025311)
尾関 英樹 大阪大学, 理学部, 教授 (60028082)
磯崎 洋 大阪大学, 理学部, 助教授 (90111913)
長崎 生光 大阪大学, 理学部, 講師 (50198305)
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研究概要 |
(1)Gを任意のコンパクト・リー群とするとき,G-sコボルダントな二つのG多様体であって,G同相にはならないような例が常に存在することを示した。この結果,変換群のカテゴリーの多様体の分類問題は,変換群無しのカテゴリーと本質的に異なる様相を呈することが分った。 (2)Lofschety環に誘導準同型,制限準同型を導入し,これらに関して,Mackey性質,Frobenius性質を示した。その結果,応用として,「コンパクト・リー群Gとその部分群Hに関して,HのGにおける正規化群が無限群ならば,誘導準同型Ind^G_H:L(H)→L(G)はゼロ準同型である」ということが導かれた。 (3)有限群Gのホモトピー表現の線型性を調べるために導入されたLH群についてその計算を実行し、応用としてすべてのホモトピー表現が線型となる有限群を完全に決定した。
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