研究概要 |
宮崎大学に設置する「HTTE」衛星の地上局設備は、アンテナ及びレドームの基礎工事とアンテナ駆動用電源設備の設置を終了した。アンテナ・レドーム及びアンテナ制御用コンピュータは1994年5月に組立と試験を行う予定である。 「HETE」衛星のデータ処理システムとして、EWSにXANADU,MIDAS,IRAF,PROS等の基本的なソフトウエアを構築した。これらのシステムは、人工衛星「あすか」かROSATの観測データや光学観測のデータ処理用にも用いられる。 「HETE」衛星と宮崎地上局と関係する研究機関とのリアルタイムの通信ネットワークとして、宮崎大学とインターネット(KARRN,TiSN,WIDE)との接続を強化し(64KBPSから192KBSP)、また学内LANの高速化を行った。 トランジェント天体を可視光で迅速に観測するために、宇宙科学研究所鹿児島宇宙空間観測所(KSC)の60センチシュミットカメラで撮影したフィルムを画像データベース化するシステムを開発した。このシステムはパーソナルコンピユータを用いて、観測現場で容易に目的とする星夜を検索でき、可視光域でのトランジェント天体の同定、検索に用いる事ができる。
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