研究課題/領域番号 |
05452021
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
高岸 邦夫 宮崎大学, 工学部, 助教授 (80041060)
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研究分担者 |
河合 誠之 宮崎大学, 理化学研究所, 研究員 (80195031)
廿日出 勇 宮崎大学, 工学部, 助教授 (30221500)
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キーワード | トランジェント天体 / ガンマ線バースト / キーワード3 / キーワード4 / キーワード5 / キーワード6 / キーワード7 / キーワード8 |
研究概要 |
1.本年度は、1993年度におこなった高エネルギートランジェント天体観測衛星(HETE)の主地上局の一つである宮崎地上局のアンテナとレドームの基礎工事及びアンテナ駆動用電源設備の設置に引き続き、アンテナ本体とレドームの建設を行なった。また、アンテナの制御用コンピュータを設置し、既存の人工衛星を用いて自動追尾などのアンテナ制御系の試験を行ない所期の性能を有することを確認した。 宮崎地上局の無線局免許については国際調整・無線局事項・工事設計の審査を経て、平成6年9月27日付けで予備免許が交付された。 2.宮崎地上局とMIT・理化学研究所などの関係機関とのコンピュータネットワークを拡充するため、KARRN(九州地域研究ネットワーク)と宮崎大学情報処理センターと協力して、KARRN宮崎NOC-箱崎NOC間をブリッジ接続し海外との経路としてWIDE/TISNの他ににSINETを利用できるようにした。また、宮崎NOC-箱崎NOC間の回線速度を192KBPSから768KBPSに増強し、1995年には1.5MBPSへ上げる予定である。これらのコンピュータネットワークの強化により、宮崎地上局と関係機関との観測・制御データの通信のリアルタイム性が強化され、HETE衛星打ち上げ後のデータ通信に対する見通しがつけられた。 3.昨年度開発したトランジェント天体を可視光で観測するためのKSCシュミットカメラ天体検索画像データベースシステムを拡張・発展させてUNIX WSに移植した。このシステムにより、可視光でのトランジェント天体の検索・同定がさらに高速・高機能で行なえる。
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