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1993 年度 実績報告書

K中間子稀崩壊実験のための高速波形解析法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05452024
研究機関東京大学

研究代表者

杉本 章二郎  東京大学, 原子核研究所, 教授 (20044753)

研究分担者 新川 孝男  高エネルギー物理学研究所, 助手 (70171064)
小松原 健  東京大学, 原子核研究所, 助手 (30242168)
鵜飼 熊太郎  東京大学, 原子核研究所, 助教授 (40013411)
キーワードK中間子稀崩壊 / フォトン・ベトー / 波形解析
研究概要

1994年春からBNL研究所AGSにおいてK稀崩壊実験(K^+→π^+νν)を開始する予定で、現在エンドキャップ・フォトンカウンターの製作・調整を行っている。このフォトンカウンターは大強度入射粒子の下で、低エネルギー・フォトンを高効率で検出し、検出器の出力波形解析によって、ガンマー線をともなう崩壊モード事象の除去を行なうために必要とされる。 平成5年度本課題研究では
(1)K稀崩壊実験でのフォトン検出効率を推定するために、K^+入射ビームのプロファイルや運動量分布、減速材、静止用ターゲット、フォトンカウンターとその直前に位置するドリフト・チェンバー等、実際の実験装置の位置・性能を計算機に入力してモンテ・カルロ法によって予測される性能評価を行なった。
(2)CsI(pure)フォトン・カウンターの性能評価を行うために、本課題研究補助金により購入した2ギガ・サンプル/秒の高速デジタル・オシロスコープを使用して、CsI(pure)結晶外側の反射材や、光電子増倍管の直前に挿入されるUV透過フィルターが出力波形にどの程度良い効果を及ぼすか等について詳細に測定し、BNLでのエンド・キャップ製作に直ちに反映させた。
(3)CsI(pure)フォトン・カウンターの出力波形の計算機によるオフライン・データ解析を開始し、来年度のオンライン・データ収集に備えた。
(4)実験で使用される全てのCsI(pure)フォトン・カウンターの^<60>Co照射時の出力波形を測定してデータ・バンクを作り来年度のビーム・テストに備えた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Sugimoto et al.: "Detection of fast pulses from large barium fluoride calorimeters" Nuclear Instruments & Methods in Physics Research(Section A). 336. 179-185 (1993)

  • [文献書誌] M.Kobayashi et al.: "YALO_3:Ce-Am Light Pulsers as Gain Monitor for Undoped CsI Detector in a Magnetic Field" Nuclear Instruments & Methods in Physies Research(Section A). 337. 355-361 (1994)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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