| 研究概要 |
渦輪と衝撃波の相互作用の問題に関し,実験を行うと共に、並行して計算機シミュレーションを実施した。さらに衝撃波ダイナミックスの理論にもとずき,衝撃波の回折と収束の機構を解析する研究を行った。
実験では,高圧N_2ガスを使って高速の渦輪を発生させ,それに向かって衝撃波を入射させて,両者の相互作用の過程をシャドーグラフで可視化した。
この実験に対応する計算機シミュレーションを行い,相互作用の過程を画像化する事により,局所的な高圧,高密度の領域の発生を見いだした。これらの結果は,Fluid Dynamics Researchの論文として報告された。
建物改築による研究室移転のため、ワークステーションの設置時期を年度後半にずらさざるを得なかった。また,実験用瞬間光源は研究分担者の石井の所属する研究機関の予算でまかなう事が可能となり,その分でワークステーションの機能を充実させる事ができた。
この研究成果は2つの国際会議で報告し,出版される事になっている。
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