研究課題/領域番号 |
05452162
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
岡田 養二 茨城大学, 工学部, 教授 (90007774)
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研究分担者 |
永井 文秀 茨城大学, 工学部, 助手 (50007639)
近藤 良 茨城大学, 工学部, 助教授 (90186867)
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キーワード | 磁気浮上 / 回転機械 / 電気モータ / 磁気軸受 / ディジタル制御 / アクチュエータ |
研究概要 |
当初の計画どうり順調に進行しており、研究計画に従って次のような成果が得られた。 1)現有の装置により、2極および4極の永久磁石回転子を使ったPM同期モータとしての浮上実験に成功し、最高回転で1万回転/分を越えた安定した回転に成功した。しかし現有実験装置では磁場が弱すぎて、負荷特性を明確にする事ができなかった。この方式は理論解析どうり、浮上と回転が連成せずに制御できた。 2)簡単な誘導回転子を作成し、IM型モータとしても1万回転/分以上の浮上回転に成功した。この際問題となるのが浮上と回転の干渉であるが、相互干渉の小さな方式として、振幅変調制御を提案し、浮上回転を行った。しかし試作した回転子に問題があり、本格的な実験は出来なかった。 3)PM同期モータの空間磁場の歪の影響を解析し、悪影響を受けにくい極数を明らかにした。これは実験でも同じ傾向を示している。 現有装置では磁場が弱く負荷特性を明確に出来なかったので、より強力な実験装置を設計し、製作を開始した。誘導回転子には本格的なかご型回転子を、PM回転子には磁場歪の受けにくい回転子を設計した。以上の明らかとなった成果は、学会発表を行っている。
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