研究課題/領域番号 |
05452203
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岡田 博美 大阪大学, 工学部, 助教授 (10093387)
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研究分担者 |
戸出 英樹 大阪大学, 工学部, 助手 (20243181)
山本 幹 大阪大学, 工学部, 助手 (30210561)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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キーワード | 無線LAN / 自己組織 / アクセス制御 / 並列伝送 / ATM / ATM-LAN |
研究概要 |
高度情報化の進展に伴い、その中枢機構である通信ネットワークに対してより高い機能性、マルチメディア性、広帯域性などの技術先進性の要望が高まっている。特にオフイスや工場において光ファイバの高速性と可動端末を収容する無線チャネルを融合した次世代形LANが大きな注目を集めている。 本研究は、動的で柔軟な網構成が可能となる自己組織型パケット無線ネットワワークを中心として、上記の機能を満たした高速高機能次世代LANの実現を目的とし、以下の研究成果を得た。 1)散在する可動端末に対し、位置変動に応じて柔軟にネットワーク構成を変化させ、接続リンクを確立する自己組織型ネットワーク構成技術の開発を行い、性能評価によりその有効性を示した。 2)従来無線系では困難とされていた高速データ伝送に対し、複合形パケットの高速並列伝送により光ファイバを用いた有線系に匹敵する高速伝送を可能とする無線ATM並列伝送方式の提案を行い、性能評価によりその有効性を示した。 3)パケット無線チャネルにおける、補捉効果を用いた高速かつ高効率の多元アクセス制御方式の開発を行った。 4)基幹ネットワークとして使用されるATM広域網、ATM-LANに対して、(1)トラヒック制御技術、(2)マルチメディア対応技術、(3)複数無線LANのマルチキャスト接続に必要なマルチキャスト技術、に対して、新しい方式を提案しその有効性を性能評価により示した。
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