• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1993 年度 実績報告書

光/無線境界領域通信システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05452204
研究機関大阪大学

研究代表者

森永 規彦  大阪大学, 工学部, 教授 (30029102)

研究分担者 岡田 実  大阪大学, 工学部, 助手 (10252587)
原 晋介  大阪大学, 工学部, 助手 (80228618)
塚本 勝俊  大阪大学, 工学部, 助手 (10207342)
三瓶 政一  大阪大学, 工学部, 助教授 (50252599)
小牧 省三  大阪大学, 工学部, 教授 (10243164)
キーワードマイクロセル移動通信 / 光ファイバ通信 / 多値変調方式 / 相互変調歪 / ダイバーシティ / フェージング / 降雨減衰 / 周波数配置制御
研究概要

光/無線境界領域通信システムとして、光マイクロセル移動通信システムを提案し、無線リンクのフェージング、降雨減衰、干渉波および光リンクの雑音、非線形性などの各種妨害要因を考慮して、無線リンクと光ファイバリンク通じての信号伝送理論解析モデルを構築し、平成5年度に購入したエンジニアリングワークステーション上に無線通信路、フェージング、光通信路をシミュレートするシミュレータを構成した。
このシミュレータおよび理論解析により、まず、無線区間で使用している信号形式でそのまま光強度変調をかけて光区間を伝送した場合の伝送特性を定量的に評価し、最適多値変調方式と総合伝送容量の関係を明らかにした。また、光リンクの非線形性に起因して生じる相互変調歪を抑圧して最高の伝送品質が得られるようにする、無線リンクの適応無線周波数配置制御法を提案した。これらの成果については国際会議、電子情報通信学会論文誌において報告を行った。
また、制御局において無線リンクの集中回線制御が可能という本システムの特徴を活かした、セル間ダイバーシティ法を提案し、その適用効果について理論解析を行った。また、光リンクの伝送品質改善のために、一括FM変調方式を提案し、その改善効果について理論解析を行った。加えて、膨大な数のマイクロセル基地局を効率よく接続できる光ファイバリンクの構成についても検討を加え、種々のリンク構成の比較とコヒーレント方式を含む種々の光伝送方式の伝送品質について理論解析を行った。これらの成果は学会において口頭発表を行っている。以上のように、当初に計画された平成5年度の研究目的はほぼ達成されている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Shozo Komaki: "Fiber and Radio Extension Link for Future Telecommunications" Proceedings of URSI'93. CD-1. 564-564 (1993)

  • [文献書誌] Shozo Komaki: "Proposal of Fiber and Radio Extension Link for Future Personal Communications" Microwave and Optical Technical Letters. 6. 55-60 (1993)

URL: 

公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi