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1993 年度 実績報告書

軟岩地盤の3次元支持力機構に関する実験的・解析的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05452237
研究機関北海道大学

研究代表者

土岐 祥介  北海道大学, 工学部, 教授 (50001136)

研究分担者 西村 右敏  北海道大学, 工学部, 助手 (60250487)
三浦 均也  北海道大学, 工学部, 助教授 (40190582)
キーワード浅い基礎 / 支持力 / 模型実験 / 人工軟岩 / すべり線解析法 / 数値解析 / せん断強さ / 基礎形状
研究概要

「良好な支持地盤として期待されている軟岩地盤が支持力を発揮するメカニズムを実験的におよび解析的に解明する」ことを目的として研究を開始した。平成5年度の研究内容および成果を箇条書にまとめると以下のようである。
[支持力発揮メカニズムの解析的および実験的研究]
-室内模型実験によって、基礎の荷重-沈下挙動、軟岩地盤の破壊形態を明らかにするための実験を開始した。
-荷重の測定精度を向上させるのに必要な小さな3成分ロードセルを現在試作中である。
-偏心かつ傾斜した荷重を高精度で制御するため試験装置の微調整を行った。
-実験装置の改良と平行して行った予備的な支持力実験では、「地盤の破壊形式」について考察する必要があることが明らかになった。
-破壊形式は、地盤物性、基礎の寸法および形状によって種々変化することが明らかになっていたが、軟岩地盤では「局部破壊」と「全般破壊」の中間としての「パンチング」型の破壊形式が広範囲な条件の下でみられることがわかってきた。破壊形式を決定することは基礎の支持力を議論する上で重要な項目であり、これを評価する方法の検討を行った。
[解析手法の開発・解析的研究]
-極限すべり法に基づいた既往の支持力推定法に加えて、有限要素法に改良を加えた合理的な解析手法の開発を行った。
-破壊形式を決定することは基礎の支持力を議論する上での重要な項目であり、これを評価する方法および条件について検討中である。地盤の進行破壊的形態および状況、3次元的な破壊形態についても同様である。
-すべり線解析手法には拘束圧依存型の破壊条件を取り入れ、軸対称条件にも拡張している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 三浦均也: "直接基礎支持力の拘束圧依存性のすべり線法による解析" 土質工学研究発表会論文報告集. 29(未定). (1994)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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