研究概要 |
(1)日本海沿岸を航行するフェリーを始めとする3隻の船舶乗船観測実験を実施し,心拍数,脳波,ポリグラム計測,副次作業解析,出入港タスク解析を行なった。 日本で初めての実船操船者生理指標計測は論文としてまとめ発表される。 (2)出入港操船に関するシミュレータ実験を実施し,タスク分析を行ない,操船者負担の視点から整理し,発表された。 (3)海難統計資料及び海難審判庁裁決録のヒューマンエラーの視点からの解析を実施した。特に,「見張り不十分」に着目し,発表としてまとめた。 以上,実船での生理指標計測,出入港に関する制御工学/人間工学的解析,統計的解析の3種類の視点から調査,研究を行なった。2年間のまとめとして,報告書を作成している。報告の一部は既に発表した。
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