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1995 年度 実績報告書

吹雪障害および路面凍結による寒冷地災害の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05452369
研究機関北見工業大学

研究代表者

高橋 修平  北見工業大学, 工学部, 教授 (50125390)

研究分担者 佐藤 和秀  長岡工業高等専門学校, 教授 (80113398)
亀田 貴雄  北見工業大学, 工学部, 助手 (00233974)
榎本 浩之  北見工業大学, 工学部, 助教授 (00213562)
菅原 宣義  北見工業大学, 工学部, 助教授 (50003215)
大島 俊之  北見工業大学, 工学部, 教授 (00003210)
キーワード道路 / 凍結 / 吹雪 / 寒冷地 / 災害 / 交通
研究概要

国道39号石北峠および国道333号端野トンネルにおいて路面凍結に関する観測を実施し(′94.11-′95.5)、観測データを′95.5月に回収した。石北峠においては赤岩橋付近で一般路面、橋梁部路面、橋梁部裏面、覆道路面の表面放射温度および気温、風速、天空放射温度を測定し、端野トンネルにおいてはトンネル内路面温度、壁面温度、風速、気温およびトンネル外に路面温度を測定した。また北海道開発局の石北峠道路交通情報システムによる凍結情報、交通量情報、気象情報を解析し、路面温度観測結果と比較した。
石北峠においては路面積雪期間は10月から翌5月までであり、この期間の一般路面、橋梁路面、覆道路面の特性を比較すると、橋梁路面はもっとも積雪路面となる頻度が高く、とくに冬先の10、11月には、一般路面に比べて橋梁路面が積雪路面であることがかなり多かった。また1、2月の橋梁路面温度は一般路面より約1℃低く、逆に5月の最高温度は橋梁の方が高く、橋梁は熱しやすく冷めやすい特性を示した。また覆道路面は積雪路面の頻度ははむしろ少ないが、シャーベット状雪面の頻度が高く、とくに3、4月にもその比率が多く、日射を受けないために春先にも凍結路面が残ることを示した。
また路面温度予測シニュレーションの一環として、気温、風速、天空放射温度、雪面温度から路面温度を予測する数値計算を行い、計算値は1〜2℃高い傾向はあるが変動量はほぼ一致する結果を得た。この方法を利用すれば標高の違う地点などへの応用が可能になる。
凍結防止用ロードヒ-ティングについては、その最適電力運用のための実験観測を北見工業大学構内で行い、積雪センサー・凍結センサーとの組合せにより有効な電力運用の方法を求めた。
吹雪に関しては、雪粒子が障害物周辺でどのような動きをするかを粒子単体の運動を追跡する力学計算を行い、吹きだまりが形成される様子を再現した。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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