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1993 年度 実績報告書

ディジタルマップを用いた都市の地域地震被害想定シミュレーションに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05452372
研究機関東京大学

研究代表者

山崎 文雄  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (50220322)

研究分担者 目黒 公郎  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (40222343)
片山 恒雄  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70013216)
キーワードディジタルマップ / 地震被害想定 / 地域特性 / 地理情報システム / 建物 / 地盤 / 火災 / 防災
研究概要

平成5年度では、地域に根差した地震被害想定方法の構築を試みた。このために、まず東京の代表的な数地域を抽出し、地域内の地震動の強さの差を表現できるような地震動モデルと地盤モデルを考えた。このうち地盤モデルは、地震動モデルや建物・構造物の被害予測の精度と密接に関連しているため、表層地質や工学的基盤面の分布などを考慮したモデルとして作成した。地震動のモデル化では、検討対象地域で共通する工学的基盤面で,同じスペクトル強度を持つものとして与えた。
さらに、平成6年度に予定している地域地震被害想定シミュレーションに備えて、1つ1つの建物や構造物の被害予測を可能とする市街地モデルを構築した.東京の1つの区を対象とする場合でも、数万棟以上のモデル化を行うことになるため、市販の住宅地図など既存データの有効利用や、コンピュータを用いた作業の効率化・定型化の方法に関する検討も行った.
また、来年度の被害シミュレーションにおいて,コンピュータ・グラフィックスを用いて作業の効率化をはかるため、画像処理・表示に優れた高性能コンピュータを導入し準備を進めている.

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 片山恒雄,山崎文雄,永田茂,立川貴重: "ミクロな地震被害想定-東京都内3地域の比較" 第22回地震工学研究発表会講演概要. 775-779 (1993)

  • [文献書誌] 南部世紀夫,永田茂,大江守之,斎藤裕美,片山恒雄,山崎文雄: "微視的地域情報を用いた地震被害想定に関する研究(その3)-対象3地域の現状の比較-" 日本建築学会大会学術講演梗概集. 669-670 (1993)

  • [文献書誌] 永田茂,南部世紀夫,片山恒雄,山崎文雄,大門文男,坪川博彰: "微視的地域情報を用いた地震被害想定に関する研究(その4)-麻布・弦巻・墨田地域のポテンシャルの比較検討-" 日本建築学会大会学術講演梗概集. 671-672 (1993)

  • [文献書誌] 立川貴重,永田茂,片山恒雄,山崎文雄: "微視的地域情報を用いた地震被害ポテンシャルの定量的評価-II麻布・弦巻・墨田地域の比較検討-" 土木学会第48回年次学術講演会講演概要集第I部. 12-13 (1993)

  • [文献書誌] 片山恒雄,山崎文雄,永田茂,立川貴重,大江守之,奥村俊彦,南部世紀夫,斎藤裕美,加藤孝明: "地域特性を考慮した地震被害想定に関する研究III-麻布・弦巻・墨田地域の相互比較地震保険調査研究35" 損害保険料率算定会, 154 (1994)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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