研究課題/領域番号 |
05452383
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
プラズマ理工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
北川 米喜 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (40093405)
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研究分担者 |
田中 和夫 大阪大学, 工学部, 助教授 (70171741)
高部 英明 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (20150352)
田壽地 宏 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (90135666)
西原 功修 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (40107131)
三間 圀興 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (30033921)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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キーワード | 炭酸ガスレーザー / ビ-ト波 / プラズマ波 / トムソン散乱 / ラマン散乱 / エネルギースペクトル |
研究概要 |
立上り300ps、出力350Jの炭酸ガスレーザーを2波長で発振させそのビ-ト波で相対理論的アラズマ波を励起する。このプラズマ波によって入射電子ビームを加速することを試みた。 1)2波長レーザーの組合せを、10.6μmと9.6μmの場合と、10.6μmと10.3μmの場合について、各々プラズマ波励起を試みた。前者の共鳴密度は1.1×10^<17>/cm^3、後者は9×10^<15>/cm^3であり、それぞれレーザーによるトンネル電離を開いて、レーザーパルス時間内に所定の共鳴密度プラズマを生成することに成功した。 2)とAGレーザーの2倍高調波を用いて炭酸ガスレーザーと直角方向からトムソン散乱計測を行った。これは先づ、炭酸ガスレーザーによって後方ラマン散乱によりプラズマ波を励起する。そしてこのプラズマ波によって、YAGレーザー光を散乱させるもので、正確な密度の時間変化が測定出来る。これにより、レーザー入射立上りの300psの短時間内にのみ共鳴プラズマが生成され、ラマン散乱が生じることが明らかとなった。 3)2)により、1波長時2%以上の振幅プラズマ波が励起していることも確認された。これによる高速電子は20ket以上と考えられる。 4)加速電子のエネルギースペクトルを測定するために、0から30MeVまで測定可能な可度磁場型エネルギー分析器を製作し、加速電子、入射電子のエネルギースペクトルを計測し、トムソン散乱によるプラズマ波振巾と比較しつつある。
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