研究課題/領域番号 |
05453028
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
中山 重蔵 埼玉大学, 理学部, 教授 (90092022)
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研究分担者 |
佐藤 勝 埼玉大学, 分析センター, 助教授 (90008863)
吉岡 道和 埼玉大学, 理学部, 教授 (60008828)
恒次 丈介 埼玉大学, 理学部, 教授 (30008859)
永澤 明 埼玉大学, 理学部, 助教授 (40108452)
石井 昭彦 埼玉大学, 理学部, 助教授 (90193242)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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キーワード | 分子素子 / 伝導性高分子 / チエノ[3,2-b]チオフェン オリゴマー / チオフェン オリゴマー / セレノフェン オリゴマー / ヘテロチフォエントリプチセン / 金属錯体 / ビス(ジアルキルアミノ)カルベニウムジチオカルボキシラート |
研究概要 |
1)ナフタレンの1,8-位を介して、ほぼ平面構造を有するポリチエニル基が、その面と面を向かい合わせた、二層形や三層形の分子を多数合成することに成功した。また、これらの分子の物理的特性を検討し、面と面を向かい合わせたポリチエニル基間に強い相互作用が存在することを明らかにし、分子素子としての有用性に期待がもたれることを示した。 2)チエノ[3,2-b]チオフェンならびにセレノロ[3,2-b]セレオフェンの簡便な合成法を開発した。また、これらのモノマーがα位で規則正しく連結制御されたオリゴマーを合成することに成功し、その分子素子ならびに伝導性高分子合成のための先駆体としての有用性について検討した。 3)新規な化合物群の属する多数のチオフェントリプチセンを多数合成することに成功した。また、橋頭位炭素がリンで置換されたチオフェントリプチセンを合成し、タングステン等の金属との錯体を合成した。 4)スターバースト型のチオフェンオリゴマーならびに多数の関連化合物を合成することに成功した。 5)分子内にジチオカルボキラート中心とカルボカチオン中心を有する分子内塩の簡便な合成を開発し、その機造ならびに反応性を検討した。 6)上気の分子内塩の金属イオンに対する配位能を検討し、多数の金属錯体を合成することに成功するとともに、その構造をX-線構造解析等の手法を駆使して検討した。
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