研究概要 |
1.B_2O_3-III族酸化物系状態図の作製 溶融B_2O_3中へのIII族酸化物の溶解度測定および液相と平衡する固相を同定することによりB_2O_3-Ga_2O_3、B_2O_3-In_2O_3、B_2O_3-Al_2O_3各二元系状態図を作製することができた。以下に結果を示す。 溶解度 log(Ga_2O_3/mass%)=-4880/T+3.95(T:973〜1573K),Δ log(In_2O_3/mass%)=-9208/T+5.32(T:1273〜1573K),Δ log(Al_2O_3/mass%)=-6043/T+4.30(T:1073〜1573K),Δ 平衡相 B_2O_3-Ga_2O_3 :GaBO_3(973〜1191K)Δ :Ga_2O_3(1191〜1573K),Δ B_2O_3-In_2O_3 :InBO_3(1273〜1191K),Δ B_2O_3-Al_2O_3 :2Al_2O_3・B_2O_3(1073〜1419K)Δ :9Al_2O_3・2B_2O_3(1419〜1573K),Δ 2.純Ga_2O_3および純In_2O_3と平衡する溶融Gaおよび溶融In中の酸素溶解度 研究期間が2年に短縮されたため、次年度に行うフラックス-メタル間の分配平衡の予備実験として、純Ga_2O_3-Ga間および純In_2O_3-In間の酸素の分配(溶解度)を測定し以下の結果を得た。 log(O in liquid Ga/mass%)=-6200/T+2.60(T:1123〜1523K) log(O in liquid In/mass%)=-6500/T+3.70(T:1073〜1373K) 1/2O_2(g)=O(in liquid Ga) ΔG°=-233000+49.2T(J) 1/2O_2(g)=O(in liquid In) ΔG°=-181000+35.2T(J)
|