研究課題/領域番号 |
05453110
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
碇山 義人 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (10202847)
|
研究分担者 |
小畠 英理 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (00225484)
相澤 益男 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (00016742)
|
キーワード | 固定化mRNA / タンパク質生産 / 生体外タンパク質合成 / プロテインA / バイオリアクター |
研究概要 |
本研究では、本来不安定なmRNAが固定化により安定化されること、固定化状態においても翻訳反応が進行し、タンパク質が合成されることを明らかにして、固定化mRNAを用いて特定タンパク質の連続生産が行えるバイオリアクターシステムを構築することを目的としている。 本年度はまず、プロテインAのmRNAの3'末端にpoly(A)を付加し、poly(A)-poly(T)ハイブリッド法によって固相担体に固定化し、各種ヌクレアーゼに対する安定性、翻訳活性について検討した。 mRNAをラジオアイソトープで標識し、ラテックス粒子に固定化して各種ヌクレアーゼに対する安定性を調べた。その結果、mRNAは固定化により、3'-エンドクレアーゼ、5'-エンドヌクレアーゼ、エキソヌクレアーゼ、それぞれに対して著しく安定化されていることが明らかになった。 また、酵母の無細胞系を用いてバッチ方式で固定化プロテインAmRNAの翻訳を行った。その結果、生成したタンパク質がプロテインAであることを電気泳動等により明らかにした。
|