研究課題/領域番号 |
05453161
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
永井 和夫 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (00011974)
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研究分担者 |
和地 正明 東京工業大学, 生命理工学部, 講師 (90192822)
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キーワード | ヒストン様蛋白質 / H-NS / 細胞周期 / カルシウム / 細胞骨格様蛋白質 / cafA / ams / アルコールデヒドロゲナーゼ |
研究概要 |
1 SH3450株のカルシウム依存的増殖にかかわる遺伝子はP1トランスダクションによりargHとrpoBの間にあることが示されたが、この領域のどのDNA断片によっても相補されず、優性変異であることが示唆された。 2 H-NSの欠失変異株にmukAまたはmukB遺伝子を含むマルチコピープラスミドを導入しても、無核細胞の放出は抑制されなかった。また定常期特異的シグマ因子Rposの有無に関わらず無核細胞の放出の放出が認められた。これらのことはH-NSは直接染色体DNAと結合することによって染色体分配を制御していることを示唆している。 3 RNaseの変異株amslの温度感受性がcafAプラスミドによって部分的に回復されること、amslcafA::catの二重変異株ではその温度感受性が増強されることを見い出した。またアルコールデヒドロゲナーゼadhEとcafA::catの二重変異株は生存可能であった。cafA::cat株では16S rRNAの前駆体である16.3S rRNAが蓄積しており、cafAプラスミドの導入によって回復されることを見い出した。これらのことによりCafAは16S rRNAの成熟過程にかかわるRNaseE様のエンドリボヌクレアーゼであることが示唆された。 4 試験管内蛋白質燐酸化反応系を構築し、カルモジュリン阻害剤W7によって阻害される燐酸化反応を見い出した。また大腸菌のW7感受性がtolC(mukA)遺伝子のコピー数に依存することを見い出した。
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