研究課題/領域番号 |
05453183
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
高石 喜久 徳島大学, 薬学部, 教授 (60035558)
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研究分担者 |
中野 公子 徳島大学, 薬学部, 助手 (20136279)
宍戸 宏造 徳島大学, 薬学部, 教授 (20006349)
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キーワード | 抗発がんプロモーター / ニシキギ科 / セスキテルペン / トリテルペン / がん / 植物成分 / 植物組織培養 |
研究概要 |
1.クロズルの植物組織培養 クロズルよりカルス、苗条原基、毛状根の作成について検討した。その結果原時点でクロズルカルスの生成に成功した。本年度は寒天培地で育てたカルスの成分について検討を加え、トリテルペン3種、ジテルペン2種を単離し、その構造を決定した。目的とするセスキテルペンは得られなかった。引き続きカルスよりセスキテルペンの単離を試みている。 2.Triptogelin A-1の抗ウイルス作用 単離したセスキテルペンに付いて、抗ウイルス作用を調べた。その結果、Triptogelin A-1に活性が見られた。現在、サンプル量を増やし詳しいメカニズムを検討中である。 3.ニシキギ科に含まれるトリテルペン類の単離と抗発がんプロモーター試験 前年度に引き続き、クロズル茎より、これまでに単離したトリテルペン以外に、トリテルペン、ジテルペンの探索を実施した。その結果新たにトリテルペン2種、ジテルペン2種を単離し、その構造を機器分析、化学反応でを決定した。 4.ニシキギ科ヒメコマユミの成分研究 ニシキギ科ヒメコマユミより新たなセスキテルペンの単離を目的に分離を進めたが、現在のところリグナン4種を単離し構造を決定した。まだセスキテルペンは単離していない。
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