研究概要 |
前年度にひきつづきトランス因子の精製をおこない完了した。SDS-pAGEでの分子量は15.0pDaで,DNAと特異的に結合した。この因子(タンパク質)のN-末端のアミノ酸配列を決定し,その配列より合成オリゴヌクレオチドを得た。これをプローブとしこの因子遺伝子をクローニングした。この遺伝子は120のアミノ酸残基のタンパク遺伝子であり,ロイシンジッパー構造を有していたが、他の遺伝子との著しいホモロジーは見出されなかった。またこの遺伝子の転写レベルは,酸素分圧,明暗で差がなかった。現在,この遺伝子を不活性化した突然変異株を作製中である。
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