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地理情報システムGISの技術を基礎にして現在の森林基本図と森林簿とを結びつけて、森林の地図上で環境と資源の情報を記録し、検索し、解析できるシステムを構築することが、この研究の目的である。そのために本年は次のシステムの設計を行った。
(1)必要な流域箇所の森林地図を計算機上で探し出して、表示する「地図呼出し」システム。
(2)環境因子、林相図、土壌図など異なる主題図を重ねて、特定の条件を満足させる森林部分を選び出す「環境検索」システム。
(3)森林の利用開発計画である林道計画、伐採計画、レクリェーション計画により予想される影響を事前に評価する「地図アセスメント」システム
長野営林局内の国有林を対象地として選び、現在の森林基本図を森林簿から地図データベースを作成した。これを基礎にして、
(1)数値地形図(ディジタル.テイレン.モデル)の作り方のプロトタイププログラムを開発した。
(2)森林立地要因について土壌図、林相図等を重ね合せて検索するプロトタイププログラムを開発した。
(3)給合的なGISの体系化について設計図を作成した。
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