1)ヒトSA遺伝子の構造決定 ヒト肝臓cDNAライブラリーより、ラットSAに対応するfull-length cDNAを単離し、構造決定を行なった。 2)ヒトSA遺伝子が、ヒト染色体16番にあり、叉、制限酵素PstI、TaqI、HinqIIで、多型性が認められる事を見出した。 3)当科外来患者247名を対象とし、ヒトSA遺伝子Pst遺伝的多型と、高血圧症に、関連性のある事を証明した。 4)同患者群を対象として、アンジオテンシノーゲン遺伝子M235T変異と高血圧症に関連のある事、アンジオテンシン変換酵素遺伝子I/D変異とは、関連の無い事を証明した。 5)他人種での関連の有無を見るため、オーストラリアの研究者と協同研究を行ない、Caucasianに於てもSAが素因となり得るか否かを現在検討中である。
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