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1994 年度 実績報告書

腎生検標本からの組織ハイブリダイゼイション法による細胞外基質動態

研究課題

研究課題/領域番号 05454291
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

生駒 雅昭  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (10139686)

研究分担者 柴若 継雄  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (10226186)
小板橋 靖  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (40081715)
キーワードTGF-β / in situ hybridization / 腎組織 / パラフィン法埋標本
研究概要

ラット糸球体total RNAから、2種類のプライマーを用いて、PCR増幅したTGF-βフラグメントをプローブとした。これらのプローブをDigoxigenin-PODで標識し、正常ラット腎組織のホルマリン固定標本、グルタール固定された培養メサンジウム細胞を用いてin situ hybridizationを施行した。作製された2種類のTGF-βの感度および特異性を正常ラット腎、培養メサンジウム細胞で検討した。Complementary DNA(cDNA)作製、標識cDNA作製およびこれらのプローブを用いて、ラット腎組織のパラフィン法埋標本を直接検体として利用できるよう、その条件を設定することを第一目標として研究を進めてきた。現在、2種類のTGF-β:cDNAプローブをDigoxigenin-PODで標識し染色条件を検討している。TGF-βはコラーゲンやフィブロネクチンなどの細胞外基質タンパクの産生を促進することから、損傷部位に投与すると肉芽細胞の形成を促進する。一方、TGF-βの過剰生産は細胞外基質タンパクの蓄積に引き起こすことから、組織の硬化や線維化と密に関わっており、糸球体腎炎,肝硬変、肺線維症などではTGF-βの産生の増加が疾患の進展につながる。そこで、糸球体硬化ラット実験モデルを用いて作成したcDNAプローブ(TGF-β)による検討を行っているが、感度および特異性にやや問題を残している。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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