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1994 年度 実績報告書

血管柄付骨移植における移植骨の経時的変化(基礎的・臨床的検討)

研究課題

研究課題/領域番号 05454406
研究機関弘前大学

研究代表者

藤 哲  弘前大学, 医学部, 助教授 (30142863)

研究分担者 成田 俊介  弘前大学, 医学部・附属病院, 助手 (00261446)
坪 健司  弘前大学, 医学部・附属病院, 助手 (20180044)
キーワード血管柄付骨移植 / muscle sleeve / 創外固定 / 大腿骨頭懐死
研究概要

平成5年度に継続して、臨床例の移植骨の経時的変化をX線学的に検討した。単純X線像及びCT像にて、血管柄付腓骨に付着するmuscle sleeve とそれに接する骨との関係を観察し以下の結論を得た。このことは平成5年度に行った実験結果とほぼ一致した。
1)血管柄付腓骨に付着するmuscle sleeve が骨性組織に接していれば、骨性癒合が期待できる。
2)特に両者が圧迫される程接している場合、及び両者間に骨移植を追加した例で顕著である。
また移植骨の横径増大に関しては、移植骨により力学的ストレスが負荷されやすいinlaygraft の形で移植された症例がonlay graft または骨髄内移植された例に比較し、横径増大が著明であった。また術後の固定方法としは創外固定を併用した症例では、早期に荷重歩行が可能となり移植骨の横径増大が促進されるという結果が確認された。
この結果に関しては、平成6年11月第21回日本マイクロサージャリイ-学会、及び平成7年1月第10回アメリカマイクロサージャリイ-学会にて報告した。
平成5年度に行った実験結果は、平成6年10月日本整形外科学術集会にて発表した。
新たに、実験動物(dog)を使用し大腿骨頭への血管柄付骨移植を想定した実験を企画し、基礎的実験を行った。本年度は犬での血管柄付腸骨移植の作成及び血管系の解剖に止まったが、平成7年の本研究最終年度に継続して行う予定である。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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