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1993 年度 実績報告書

腎細胞癌に対する遺伝子治療法開発のための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 05454435
研究機関日本医科大学

研究代表者

秋元 成太  日本医科大学, 医学部, 教授 (50089752)

研究分担者 寺島 保典  日本医科大学, 医学部, 講師 (80207480)
鈴木 聡  日本医科大学, 医学部, 助手 (70246940)
キーワード腎癌 / 遺伝子治療
研究概要

HSV-TK(Herpes Simplex Virus-Thymidine Kinase)遺伝子を組換えレトロウイルスベクターに組み込んだCTK/LNベクターを作製した。更にこのベクターを使いパッケージング細胞PA317に遺伝子導入し5X10^5cfu/mlの組換えウイルス産生細胞を樹立した。この組換えウイルスを用いマウス腎細胞癌細胞,RENCA cell,にHSV-TK遺伝子を導入し、In vitro,In vivoにおいて抗ウイルス薬Gancycloviru(GCV)を作用させHSV-TK遺伝子の有効性を確認した。In vitroでは、約0.03mug/mlのGCVで細胞死を誘導できた。また遺伝子導入細胞をマウスに移植しIn vivoでGCVを投与すると全例で腫瘍の消失を誘導できた。そのマウスに再度遺伝子を導入していない細胞を接種したところ全例で腫瘍形成が拒絶され癌ワクチンとして作用している可能性が示唆された。この癌ワクチン効果は、世界的にも報告例がなく現在詳細について検討している。

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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