平成6年度は極めて順調に研究が進行し、培養網膜色素上皮細胞が産生する細胞増殖因子、サイトカインおよびその受容体についての基礎的な知見が多く得られた。本年度の研究の結果、ラットを使用したブドウ膜炎(実験的)モデルがよりリファインされ、またサイトカインのCDNAプローブも多く持つことができた。具体的な所見としては網膜色素上皮及びぶどう膜炎において、Thunstovming Gerowth Factor β (TGF-β)が産生され、その発症に強く関与していることがわかり、その他、TNF-αや、PDGFなども大かれ少なかれ、関与していることがわかった。
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