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1993 年度 実績報告書

遺伝性角膜変性症の候補遺伝子(Candidate gene)アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 05454477
研究機関順天堂大学

研究代表者

金井 淳  順天堂大学, 医学部, 教授 (00053059)

研究分担者 矢島 寿広  順天堂大学, 医学部, 助手 (50230199)
佐渡 一成  順天堂大学, 医学部, 助手 (70205988)
藤木 慶子  順天堂大学, 医学部, 講師
堀田 喜裕  順天堂大学, 医学部, 講師 (90173608)
中安 清夫  順天堂大学, 医学部, 助教授 (10124976)
キーワード膠様滴状角膜変性症 / 格子状角膜変性症 / プレアルブミン遺伝子 / SSCP / cDNAライブラリー / プラスマイナススクリーニング / 家兎角膜内皮細胞 / NADH-ユビキノン酸化還元酵素
研究概要

膠様滴状角膜変性症2例、格子状角膜変性症2例、顆粒状角膜変性症2例、斑状角膜変性症2例について診断を確認し、採血し、白血球からDNAを精製した。プレアルブミン遺伝子について、PCR(Polymerase Chain Reaction)法で増幅したDNA断片をSSCP(Single Strand Conformation Polymorphism)法によって変異の有無を検討した。変異の疑われるDNA断片についてシークエンスしたが、今のところ異常を発見していない。
岡山大学分子医化学教室より供与された家兎角膜内皮のcDNAライブラリー(Yamaguchi et al.J.Biol.Chem.,1989)を用いた。このライブラリーから1000個のクローンをナイロン膜にとった。家兎角膜と、虹彩より調整した全RNAを^<32>Pで標識し、それぞれをプローブとしてナイロン膜とハイブリダイゼーションした。角膜に発現し、虹彩に発現していないクローンを選び出した(プラスマイナススクリーニング)。インサートの塩基配列を決定し、コンピューターで解析した。角膜と虹彩は非常によく似たパターンを示したが、角膜に発現し、虹彩に発現しないクローンは10個であった。うち2個についてはすでにインサートの塩基配列の一部を決定した。1つのクローンはウシミトコンドリアのNADH-ユビキノン酸化還元酵素のB22サブユニットのcDNAとホモロジーを認め、アミノ酸配列のホモロジーは更に高く92%であった。従って、このクローンは家兎ミトコンドリアのNADH-ユビキノン酸化還元酵素のB22サブユニットのcDNAと考えられた。もう一つのクローンは今のところ、未知のcDNAと考え、検討している。

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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