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1993 年度 実績報告書

イメージングプレート(輝尽性蛍光体)法によるデジタル口内X線撮影装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05454513
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

鹿島 勇  神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (00130914)

研究分担者 青木 秀仁  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (40247309)
若尾 博美  神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (00104505)
キーワードイメージングプレート / コンピューテッドラジオグラフィー / 口内X線撮影法 / デジタルラジオグラフィー / 画像処理
研究概要

著者らはレーザの吸収効率およびその拡散を防ぎ,解像力を高めるために青色の色素を含有させた口内撮影専用(SP Type)のイメージングプレート(IP)を作製した。そして,現在使用されている標準タイプ(ST Type),乳房撮影用(HR Type),電子顕微鏡像撮影用(UR Type)のIPとの物理的IP特性(解像力:MTF,粒状性:NEQ)について検討した。さらに,エポキシ樹脂に真空包理した乾燥下顎骨ファントームを作製し,臨床的診断価値について従来のデンタルフィルム(Kodak ウルトラスピードフィルム)との比較を行った結果,下記り結論を得た。
1.MTFの高いIPが必ずしも診断能の高い画像を描出するとは限らない。
2.良質の画像を得るにはMTFとNEQのバランスのとれたIPが適していた。
3.50mum^2,100mu^2,150mu^2の3種類の読み取り書き込みアパチャーサイズにおいてSP TypeのIPは最も高いMTFとNEQを示した。
4.SP TypeのIPはHR,ST,UR TypeのIPよりも高い診断価値を示した。
5.SP TypeのIPは従来のデンタルフィルムよりもアパチャーサイズ50mu^2,100mum^2において高い診断価値を示した。
以上の結果から,SP TypeのIPは口内X線撮影専用のIPとして有効であることが証明された。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 鹿島,勇: "若返りか老化か" 国際長寿科学シンポジウム. 218-221 (1993)

  • [文献書誌] 鹿島,勇: "宇宙における骨変化" スズケンPHC. 20. 64-74 (1993)

  • [文献書誌] Kashima,Isamu: "The basic study of intraoral computed radiography" Dentistry in JAPAN. 30(in press). (1994)

  • [文献書誌] Kashima,Isamu: "Computed Intraoral Radiography Using Fuji Imaging Plate." Oral Surg.Oral Med.Oral Phth.(in press). (1994)

  • [文献書誌] Allan,Farman: "MOSBY-YEAR BOOK,Inc.St.Louis,Missouri" Oral and Maxillofacial Diagnostic Imaging. 448 (1993)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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