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1994 年度 実績報告書

イメージングプレート(輝尽性蛍光体)法によるデジタル口内X線撮影装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05454513
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

鹿島 勇  神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (00130914)

研究分担者 若尾 博美  神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (00104505)
キーワードイメージングプレート / コンピューテッドラジオグラフィー / 口内X線撮影法 / デジタルラジオグラフィー / 画像処理 / モルフォロジーフィルター / コンピュータ診断支援システム
研究概要

著者らは口内撮影専用に作製したイメージングプレート(IP)をCR用ドラムスキャナおよび口内撮影専用のCRシステムDIGORAに応用した。そして,隣接面カリエス(抜去歯牙)および微細な骨変化(骨ブロックの薬品による脱灰)を実験的にシミュレーションし,カリエスと骨変化の検出能についてCRT画像診断と従来のデンタルフィルムとの比較を行った。さらに、DIGORAをインタフェースを介してCR9000と接続し,DIGORAで撮影した臨床画像を片面乳剤フィルムにハードコピーした。そして,臨床的診断能について従来のデンタルフィルムと比較し,照射線量低減の可能性についても検討した。また,CRによる骨梁パターンの幾荷学的特微抽出による新しいフィルター処理についても検討し次の結果を得た。
1.隣接面カリエス,および微細な骨変化の検出能は従来のデンタルフィルムとほぼ同等であり、高い検出効率を示した。
2.DIGORAの臨床画像のフィルムへのハードコピーは,従来のデンタルフィルム画像と同等かそれ以上の臨床的診断価値を示し,その装置がIP上のX線情報の読み取り効率の極めて高い優れた口内撮影専用のCR装置であることを示した。
3.口内撮影専用のIPは従来のデンタルフィルムよりも1/4〜1/8の照射線量低減の可能性が示唆された。
4.骨疾患の口内CR画像診断におけるコンピュータ診断支援システムとしてモルフォロジーフィルターの有効性が証明された。
結論:新しく開発されたIPを口内撮影専用のCR装置に応用することにより,従来のフィルム画像と同等かそれ以上の臨床的診断価値を有する新しいデジタルイメージングシステムの可能性が期待できる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Isamu Kashima: "Intraoral Computed Radiography" Oral surg.Oral Med.Oral Path.78. 239-246 (1994)

  • [文献書誌] 西村光輔: "新しい口内撮影専用のComputed Radiography" あぽろにあ. 3. 26-33 (1995)

  • [文献書誌] Isamu Kashima: "Computed Radiography using Photostimu lable phosphor in Oral and Maxillofacial Radiology." Oral surg.Oral Med.Oral Path.79(in press). (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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