研究概要 |
ホルマリン固定パラフィン包埋組織切片からDNAの抽出後、このDNAをもちいてPCRを行いウィルスDNAの検出を行う。パラフィン包埋組織切片からのDNAを抽出法は、10ミクロン切片3枚にキシレンを加え攪拌後、遠心し、ウタノール沈殿を行った。次にフェノール/クロロホルム/イソアミルアルコールを加え、さらに遠心後、クロロホルム/イソアミルアルコールを加えさらに遠心した。そこでエタノール遠心を行いRNaseを加えて、DNA溶解液を作成する、この後プライマーを加えて、PCRを行い見当する。 口腔癌と良性腫瘍についてこれらの方法い見当を行った結果つぎのようなことが明らか担った。 1)口腔癌でHPV16,21が比較的高い頻度で出現する傾向が見られたが、これらのウイルスの存在と発癌、予後との関係について明らかに出来なかった。 2)健常者においても上記のウイルスの感染があった。 3)重複癌患者についても同じウイルスが存在する場合があった。
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