研究課題/領域番号 |
05454577
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医薬分子機能学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
植田 弘師 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (00145674)
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研究分担者 |
宮前 丈明 横浜市立大学, 医学部, 助手 (00239435)
福嶋 伸之 横浜市立大学, 医学部, 助手 (10254161)
五嶋 良郎 横浜市立大学, 医学部, 講師 (00153750)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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キーワード | オピオイド受容体 / 情報伝達機構 / アフリカツメガエル / 卵母細胞 / クローニング / G蛋白 |
研究概要 |
G蛋白質の活性を抑制するオピオイドκ受容体の存在は1987年に本研究代表者が世界ではじめて報告した。その後、分子生物学の技術を導入し、本研究においてその遺伝子クローニングに成功した。本研究では、アフリカツメガエル卵母細部発現系において、G蛋白活性型のムスカリニック受容対活性化に基づく電気応答を抑制する活性を指標にし、、遺伝子クローニングを行った。クローニングされた蛋白(投稿中および特許出願中)を卵母細胞に発現させ、精製Giと再構成したとき、オピオイドκアゴニスト刺激により、GDP-GTP交換反応の抑制が認められ、アンタゴニストにより拮抗された。また電気生理学研究からこの受容対の親和性はすでにクローニングされたオピオイド受容体より100倍も高いことが明らかになった。この値は受容体リガンド結合実験の結果とも一致した。この受容体は点変異実験からN端とC端に重要な機能認識部位があり、このことを利用して機能をもたないドミナントネガティブ変異受容体を作成し、機能解析を行った。その結果、この受容体はオリゴマーを形成して機能を果たすことが明らかとなり、従来の細胞膜7回貫通型の受容体と大きくことなることが明らかとなった。
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