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1993 年度 実績報告書

医療処置を伴う在宅患者看護技術に関する看護職及び一般人への教育指導方法

研究課題

研究課題/領域番号 05454588
研究機関千葉大学

研究代表者

平山 朝子  千葉大学, 看護学部, 教授 (20110356)

研究分担者 井出 成美  千葉大学, 看護学部, 助手 (80241975)
佐藤 由美  千葉大学, 看護学部, 助手 (80235415)
小川 三重子  千葉大学, 看護学部, 助手 (60194453)
山岸 春江  千葉大学, 看護学部, 助教授 (40090386)
キーワード在宅医療 / 看護技術 / 家族介護 / 保健婦教育
研究概要

1、在宅医療と訪問看護の現状分析
医療処置を伴う看護技術の項目には、じょく創処置、経管栄養、中心静脈栄養、吸引・吸入、在宅酸素療法、気管カニューレ装着、膀胱カテーテル留置、膀胱洗浄、人工肛門・人工膀胱、CAPD、自己注射があげられた。保健婦297名から在宅療養者の援助実態の回答を得た。その結果、指導・援助実施件数が最も多いのは、じょく創処置、ついで、膀胱留置カテーテル、経管栄養に関する看護であった。
2、医療依存度の高い患者の家族介護の実態調査
膀胱留置カテーテル挿入患者5例につき家族の初期指導の理解と介護技術についての考え、家族の患者観察実施状況、介護日誌、カテーテル管理方法、膀胱洗浄について調べた。
(1)観察項目では、カテーテル挿入部の粘液分泌物、尿漏れ、血尿、発熱の理解がしにくく、観察が不十分である。
(2)介護技術に関しては身体への固定、挿入部の消毒方法、尿の逆流防止、器具・衛生材料・薬品の入手と保管方法、水分摂取管理、膀胱洗浄に問題がある。膀胱洗浄では無菌操作の施行が困難であり、「滅菌」を単に清潔と理解していて、滅菌物品を汚染してしまう現状が確認された。
3、看護婦・保健婦養成課程の教育の現状分析在宅ケアに関する教育内容とその方法を大学課程と保健婦養成課程について専任教員から把握した。前述の在宅医療処置関連の看護技術教育状況は、演習、実習、VTRを利用した講議で意図的に学習計画がたてられていることがわかり、学習成果を確認し効果的な指導方法を追究する必要がある。

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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