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1993 年度 実績報告書

生物教育の中で地球生態系の理解を深めさせるための広い視野に立った藻類の教材化

研究課題

研究課題/領域番号 05454600
研究機関東京学芸大学

研究代表者

片山 舒康  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (20014855)

研究分担者 横浜 康継  筑波大学, 生物科学系, 教授 (50015583)
真山 茂樹  東京学芸大学, 教育学部, 助手
岡崎 恵視  東京学芸大学, 教育学部, 教授
石川 依久子  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50074638)
キーワード生物教育 / 地球生態系 / 藻類 / 教材化 / 実験開発 / 視聴覚教材
研究概要

片山は横浜と協同して、海藻類の光合成色素の抽出と薄層クロマトグラフィーによる分離が極めて簡便に行える方法を開発した(研究発表欄参照)。また、緑藻類の光合成産物がでんぷんであることを定性的・定量的に検出する方法を開発した。これらの方法は、中学理科あるいは高校生物の生徒実験に取り入れることが出来ると考えられる。この他に、横浜は水中撮影によって海藻の生態をビデオやカラースライドに収め、視聴覚教材作製の準備を行った。
石川は、藻類の形態形成や運動に関する視聴覚教材開発のために、緑藻オオバロニア・タマバロニア・カサノリの形態形成や藍藻スピルリナの運動をビデオやカラースライドに収録した。
岡崎は、地球生態系における石灰藻の役割に注目し、大気中のCO_2濃度の上昇を石灰藻がどの程度食い止めているかということに関して情報収集を行った(研究発表欄参照)。また、石灰藻の種類や働きを紹介するビデオプロブラムを制作するために、石灰紅藻オオシコロや単細胞石灰藻ハプト藻などをビデオに収録した。
真山は、小学校理科でも取り上げられている珪藻類を、児童・生徒に容易に顕微鏡観察させるために、試料採集の時期・場所・方法などを検討した。同時に、珪藻の生育する川や池の様子、珪藻の採集方法をビデオに収録した。珪藻は殻の模様が種によって特徴的であるが、これを観察するためには出来るだけきれいなプレパラートを作らねばならない。そこで、プレパラート作製法を簡便にかつ安全に行えるように改良するとともに、その過程をビデオに収録した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 片山舒康: "藻類の光合成色素の簡単な定性分析法" 藻類. 42. 71-77 (1994)

  • [文献書誌] 岡崎恵視: "石灰藻による炭酸カルシウム形成-その機構と海洋における規模-" 地球化学. 27. 29-36 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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