研究課題/領域番号 |
05454602
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
大櫛 陽一 東海大学, 医学部・医学情報部, 教授 (20203747)
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研究分担者 |
林 芳弘 東海大学, 医学部・呼吸器内科, 助手 (20198865)
三澤 哲夫 東海大学, 医学部・医学情報部, 講師 (80056340)
鈴木 荘太郎 東海大学, 医学部・地域環境保健学系, 助教授 (30102841)
太田 保世 東海大学, 医学部・呼吸器内科, 教授 (90055939)
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キーワード | 病診連係 / 地域医療 / パソコンLAN / ISDN / ピア・トゥ・ピア / 画像圧縮 / 医療画像 |
研究概要 |
フルカラー画像ボードとして、従来使っていたものも含め4種類について検討を行った。技術的な視点として、分解能、カラーレベル、カラー/白黒選択機能、白黒の諸調度、必要とするスロット数、入出力信号の種類などをを調査と使用テストを実施した。また経済的検討として、画像ボードとその必要とするハンドラの費用を比較検討した。IDSNを経由してパソコン間をピア・トゥ・ピアで接続する実験を行った。この時に使用して機器類は、パソコン、LANボード、ネットワーク用ソフト(Netware-Lite)、ISDNブリッジ、ISDN回線がそれぞれ2セットであった。実験内容は、ISDNの自動発信、ネットワークソフトによるファイル転送、ISDNの自動切断であった。画像のモダリティとして従来からの胃カメラ、X線、心電図に加えて、気管支鏡、CT、MRI、超音波、病理もビデオカメラによる入力と圧縮復元テストを実施した。画像ボードについては、比較検討の結果、新しいボードを採用することに決定した。このボードは画質が従来のボードと同じであり、価格が半額以下、必要とするスロットが従来が3つに対して1つと優れていることが判明した。ISDNの自動発信については、通信開始時に相手医療機関を選択しISDNブリッジにその電話番号を自動登録することとした。ISDNを経由して圧縮画像1枚を電送する時間が約2〜3秒と実用に堪えうることが実証された。ISDNブリッジは通信が途絶えると一定時間後に自動切断が行われるはずであったが、LANソフトがAlive信号を定期的に出しているため、切断されないという問題があった。ブリッジの電源を物理的に切ればよいが、ソフト的な対処方法も検討中である。圧縮、伝送、復元された画像は、参照画像として十分に有効であるとの評価がでた。
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