研究課題/領域番号 |
05454627
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
栗原 堅三 北海道大学, 薬学部, 教授 (00016114)
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研究分担者 |
庄司 隆行 北海道大学, 薬学部, 教務職員 (00241349)
柏柳 誠 北海道大学, 薬学部, 助手 (20169436)
松岡 一郎 北海道大学, 薬学部, 助手 (40157269)
三宅 教尚 北海道大学, 薬学部, 助教授 (30133771)
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キーワード | 味覚受容体 / GTP結合蛋白質 / cDNA / ゼブラフィッシュ / ウシ / ラット / アミノ酸 / リポソーム |
研究概要 |
前年度までの研究で、ウシ味覚器からRTPCR法で、GTP結合蛋白質共役型受容体のクローニングを行った。この研究においては、全長のcDNAが得られていないので、本研究では、ゲノミックDNAライブラリーから、5つの全長cDNAを得るのに成功した。これらは、嗅覚器からクローニングされている受容体と非常によく似た塩基配列を有しており、嗅覚受容体ファミリーに属することがわかった。同様な実験をゼブラフィッシュで行った。ゼブラフィッシュの場合は、受精後40時間後にGTP結合蛋白質共役型受容体が発現することがわかった。また、ゼブラフィッシュのゲノミックDNAライブラリーから、数本の全長cDNAを得た。これらの全長cDNAが、実際に味細胞に発現しているかどうかを、インサイチューハイブリダイゼイション法で検討中である。 一方、上記とは別の方法で、味覚受容体候補の探索を行った。すなわち、ラットとカエルの味覚器にbound lipid型のリポソームを作用させ、味受容膜から、受容蛋白質をリポソームに移行させることを試みた。受容蛋白質が移行したかどうかは、味覚神経から味覚応答を記録し、どの応答が減少するかを調べた。この結果、とくにアミノ酸に対する応答が大きく減少することがわかった。したがって、この方法により、とくにアミノ酸に対する受容蛋白質が味受容膜からリポソームに移行することが示唆された。今後、リポソームに移行した蛋白質を分析し、アミノ酸受容体の同定を行う。
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