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1994 年度 実績報告書

mRNA核外輸送の分子機構

研究課題

研究課題/領域番号 05454641
研究機関九州大学

研究代表者

大島 靖美  九州大学, 理学部, 教授 (90037606)

キーワードmRNA / 核外輸送 / 分裂酵母 / in situ hybridization / コスミドライブライ- / ポリA / 温度感受性変異株
研究概要

1)oligo dTのin situ hybridizationにより、制限温度においてポリA-RNA(またはその前駆体)が核に蓄積することが見出されていた数種類の変異株につき、成長のts性の相補性検定を行った。この結果少なくとも3つのグループがあることが示された。グループ1(ts60,S2)、グループ2(S22)、その他(H1,H6)。H1とH6相互については調べていない。
2)pDB248をベクターとする野性型ゲノムライブラリーにより、H6株のts欠損を回復する形質転換体が昨年度得られていた。これから得られたDNAを大腸菌でクローン化し、長期間に渡って解析したが、結局確かに形質転換を行うプラスミドが回収できなかった。欠失、再編成等が起こってしまったためかも知れない。しかし、コスミドpSS10をベクターとするライブラリーによっては形質転換を行うコスミド(C-5)が得られて、マッピングを行った。H1については同じコスミドライブラリーから形質転換体は得られたが、コスミドが回収できなかった。
3)成長及びポリA-RNAの蓄積についてS22を野性型にもどすコスミドクローン♯(インサート32kb)が得られた。この中の8kb断片が少なくとも成長のts性を相補することがわかった。含まれる遺伝子を解析する予定である。
4)S22、ts60、WTにつきポリAの長さの分布を調べたが、これらの間で有意な差はなかった。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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