1.DDY-drmとDDY-prgの選抜交配を継続している。癌抵抗性は♀のマウスに強く出る傾向がみられる。 2.脾細胞の表面抗原について比較した。H-2については、K、DおよびI-Aともsであった。Ly-1およびLy-2については、DDY-drm、DDY-prgともほとんど反応を示さなかった。 3.癌抵抗性とLy遺伝子の関連をみるため、Lyコンジェニックマウスでの癌増殖性を調べた。B6→B6-Ly-1a、B6-Ly-2aへの変異では癌抵抗性に変化は認められなかった。 4.癌抵抗性とH-2座位Aβとの関連をみるため、B6.C-H-2^<bm12>マウスでの癌増殖性を調べた。Aβのb→bm12変異では癌抵抗性に変化は生じなかった。 5.さらに違った視点から、癌抵抗遺伝子を探す必要がある。
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