研究課題/領域番号 |
05507003
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
森 昌造 東北大学, 医学部, 教授 (70004877)
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研究分担者 |
佐藤 俊一 素材工学研究所, 助教授 (30162431)
黒川 良望 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (80215087)
片山 正文 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (00177411)
里見 進 東北大学, 医学部, 講師 (00154120)
大熊 恒郎 東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (50160453)
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キーワード | 動脈硬化構築物質 / 自動蛍光波長の解析 / 光感受性物質 / 共焦点走査顕微鏡 / マイクロマニュピレーター |
研究概要 |
自動蛍光による動脈硬化構築物質の認識について、既存の紫外領域のレーザー装置を用い、構成物質から得られる自動蛍光波長の解析を行っている。コラーゲンのタイプ判別や、内膜肥厚部と中膜の弾性線維の判別など、微細な精度を要するものについては、蛍光波長解析装置の高精度化が必要である。 光感受性物質投与による内膜肥厚部の細胞成分の認識について、その投与方法と投与量について検討してきた。病変部位一般には一定の傾向がみられるものの、動脈硬化の進行度や生体内の環境による固体差があり、今後はこれらを総括し条件をそろえてゆく必要があると考えられる。 これらを共焦点走査顕微鏡にて画像解析し、動脈硬化病変の立体画像を構築する試みについては、画像処理装置の性能に問題があったが、最近の高性能な製品の入手により実現できると考えている。現在は立体画像の構成要素である連続断層像の高精度化(蛍光波長解析および細胞成分の構築をより正確に捉えること)が肝要であると思われる。 またレーザーによる動脈硬化病変への細胞単位での破壊と、蒸散面の血管再構築の実験では、病変部位の構造の正確な把握と、マイクロマニュピレーターによる蒸散面への細胞外マトリックス付着操作が問題点である。前者については画像解析装置を、後者についてはマニュピレーター装置の改善を試み、高成功率と安定性を目標にして実験を行ってゆく。
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