研究課題/領域番号 |
05551001
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
岩本 隆茂 北海道大学, 文学部, 教授 (10000605)
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研究分担者 |
川俣 甲子夫 静修女子大学, 教授 (20125181)
高橋 憲男 北海道工業大学, 教養部, 教授 (50118139)
山田 弘司 酪農学園大学, 教義科, 講師 (60210473)
和田 博美 北海道大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (90191832)
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キーワード | 見本合わせ法 / (場所)選択学習 / 有機溶剤 / C言語 / バブリング装置 / ガスクロマトグラフィー / 制御プログラム / 密閉型暴露チェンバー |
研究概要 |
主要な研究実績は以下の通りである。 1.「見本合わせ法」などを中心に、これまでの各種の動物実験法を精査して、本研究において採用すべきさまざまな学習手続きを検討した。この結果は『心理学評論』誌に投稿され、審査を通過して、目下、印刷中である。 2.ハトをはじめさまざまな種を用いた、「選択学習」における新たな実験パラダイムが検討された。 3.ハトに各種「有機溶剤」を注入して、各種学習に及ぼす効果を検討し、次年度以降に展開される、薬物値のリアルモニタのさいの基礎を固めた。 4.既存の「密閉型暴露チェンバー」の構造、機構を徹底的に精査した。 5.有機溶剤ガスを発生させる「バブリング装置」について検討した。 6.「ガスクロマトグラフィー」を稼働させ、有機溶剤濃度の測定に必要な「カラム」、「カラム充填剤」、「キャリアガス」について検討した。実際にトルエンなどの有機溶剤をガスクロマトグラフィーに注入し、1000〜8000ppmの範囲で、必要な濃度でそれを安定して発生させる技術を錬磨した。 7.本研究を遂行するさいの「制御プログラム」に用いるソフトウエアとしては、C言語で書かれたものが最適であることが、各種の予備実験から導かれた。 8.ラットやハトの体内に慢性的に植え込み可能で、かつ本実験に最適な、「採血カテーテル」が研究された。 9.有機溶剤の中から「トルエン」を選び、ラットの体内に注入し、「時間弁別学習」に及ぼす効果を精査し、次年度以降の研究の基礎を固めた。 10.「条件性場所選好学習」を用い、トルエンの依存性を研究するための必要実験装置を試作した。
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