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1995 年度 研究成果報告書概要

多用途型脈波センサーの開発と心理学への適用

研究課題

研究課題/領域番号 05551002
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 実験系心理学
研究機関早稲田大学

研究代表者

山崎 勝男  早稲田大学, 人間科学部, 教授 (40084579)

研究分担者 多喜乃 亮助  日梅短期大学, 心理学科, 助教授 (50197240)
宮下 彰夫  東京都神経科学総合研究所, 主任研究員 (70100146)
鈴木 晶夫  早稲田大学, 人間科学部, 助教授 (80162999)
研究期間 (年度) 1993 – 1995
キーワード脈波センサー / 情動の生理的指標 / 自律神経機能検査
研究概要

情動の生理的な指標として多用される従来型脈波センサーの欠点を洗いなおし,新しい多用途型で超小型の脈波センサーを試作完成して,主として心理学,精神生理学の各種実験と臨床検査場面への適用をはかった.本年度は完成年度にあたるので,研究成果のとりまとめも同時に進行させた.詳細は研究成果報告書に譲るが,成果の概説はセンサーの特徴を含めて以下に示す通りである.
完成させた超小型脈波センサーは,(1).超小型であり,発光部(LED)と受光部(Ptr)が一体になっている.(2).発光スペクトルのピーク波長と受光部の分光感度スペクトルのピーク波長が近接している.(3).外光の擾乱を受けにくい.(4).発光部からの発熱をほとんど考えなくて良い.形状的にはエポキシ樹脂にモ-ルドされており,直径5mm,高さ2mmの円柱形をしている.装着部位に対する加重の付加を考慮し,リ-ド線には直径0.4mmの3本よりステンレス線(クイナワイア)を使用している.市販されている従来型に比較して,超小型化に成功した結果,被害者や患者が装着時に感ずる心的負担は大幅に軽減した.この超小型脈波センサーは睡眠時のような長時間の連続測定においても,被害者の夜間体動を拘束するとなく,安定した出力を示した.従来型と当該型の同時期録を行い,得られた脈波波形を自己相関,相互相関分析した結果,非常に類似した値が得られた.

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公開日: 1997-03-04  

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